薬液が自然に届く届いた先には、全然効果がないんです。
そこに届かせるには、
細い器具で薬液を一緒に送り出すとか、超音波や音波、レーザーや回転器具などを使うか、詰める前のガッタパーチャポイントで上下動して届かせます。
振動によって渦巻きご起きたり、押したり引いたりする力が生じます。
海の流れのように。
そうすると液の力が強くなり、新しい液に交換されて、汚れを洗い流し、複雑な所にまで届いてくれます。
しかし、この方法を使えば治療結果が良くなったという証拠はありません。


どの薬液が一番良いのか?

いろんなものが使われていて、次亜塩素酸ナトリウム、EDTA、生理食塩水、ヨードなどです。
どれも良いとこ悪いとこがあって、どのように使い分けるのかが歯科医の責務です。
次亜塩素酸ナトリウムが根管治療には最も有効です。
遊離した塩素の作用によって消毒し、。残った神経を溶かします。
EDTAは壁に貼り付いた削りかすを溶かし、バイオフィルムを弱めます。
EDTAと次亜塩素酸ナトリウムrが混ざると、効果がなくなります。
また次亜塩素酸ナトリウムとクロロヘキシジンも混ざると、ヘドロみたいになって塞いでしまいます。
このヘドロみたいなのに発がん性が心配されていましたが、近年に否定されました。

壁に貼り付いた削りカス、スメア層

根管、神経の管を削ると細菌も含んだ削りカスが壁に貼り付いてしまい、これをスメア層って言います。
IMG_0516
左がスメア層が貼り付いた壁で
右がキレイにした後。
丸いポツポツとした穴が象牙細管です。
歯の神経から象牙芽細胞が突起を、手を伸ばしてここに入っています。
歯ってすごいでしょう!
神経の中にいる母なる細胞が突起を伸ばして、外からの刺激を察知しているんです。
で、その刺激に反応して象牙質、歯の壁を作って防御していくのです。

体の作り、組織を顕微鏡で覗くと、その巧妙さには美しさを感じます。
組織学って面白いんですよ。