長さを間違えると?

根管、神経の管を完璧に綺麗にするのには、
根っこの先の細くなった部分まで器具で削るのが原則です。
長さを間違えると、根管形成、削って詰める、根管充填に問題が起きて、その結果も悪くなるかも。

短すぎると、

完全にキレイにできない、
神経を残しちゃう、
あるいは細菌やその毒素が残っちゃう、
根管充填が短い、足りない?

長すぎると、

根っこの先を壊しちゃう、
薬液を飛び出しちゃう、
根管充填も出ちゃう、
痛くて、治りが遅れる?

もし短過ぎれば、根っこ全体をキレイに消毒出来ない。
そうすれば細菌やその毒が残ってしまうでしょう。

もし長過ぎれば、根っこの外にまで突き過ぎて細菌を押し出してしまうかも、
それによって痛くて、治りが遅れるでしょう。
先端を削り過ぎれば、材料を外に押し出してしまうかもしれません。

考察


根尖狭窄部、狭くなっている先っぽまで削るのが理想です。
理論的にはそこが根管、神経と歯周組織、内と外の境い目です。
そこは、レントゲンの先っぽよりも数ミリ短い所になります。

正確な根管長は根管治療の成功には欠かせません。
根管を全部、先っぽまで全部キレイにするのが、根管治療の生物学的な目的です。
器具や薬液による刺激を中側にだけにとどめて、治ろうとするのを邪魔しないことです。
研究によれば、長過ぎは2ミリ短いよりも治りが悪いと分かっています。
根っこの先から2ミリ以内に詰めるのが、最も治りが良いのです。


平行法で撮ったレントゲンを参考にして、電気的根管長測定器を使う方法が一番良いです。
普通のレントゲンでは他の組織が重なって正確に分からない時には、CBCTで確認するのが正確です。