死んだ神経に集まって来る細菌

根管、神経の管に感染する細菌はバイオフィルム状に歯の壁に貼り付いてきます。
洗濯の洗剤の宣伝で言ってるバイオフィルムです。

IMG_0328歯を薄く切って、色ずけして顕微鏡で見た絵です。
左を更に大きくしたのが、右の絵です。
根っこのサキの出口部分で、
左右の黄色い壁が象牙質、真ん中の川見たいのが根管です。
根管、神経に本来あるはずの構造が無くなっていて、死んじゃってます。
青黒く見える点々が細菌で、赤い矢印部分を大きく見たのが、右の絵です。
細菌の集まりなんですが、なんか層を作って歯に貼り付いていますよね。
ただ細菌がフワフワと泳いでいるのではなく、集まって膜になってくっ付いてます。
お風呂や台所のシンクにできる水アカ、ヌメリみたいな汚れみたいに。

歯の神経の病気も歯周病と同じく、バイオフィルム感染症です。
根管の中には泳いでいる様な細菌、プランクトンみたいな菌も死んだ神経の中に見られます。 

IMG_0329上の黄色のが歯で、下が根管
ミミズのような?青く見えるのがプランクトン状の細菌です。
死んだ神経の中を泳いでいるかのようです。












象牙質の細い管の中にまで、細菌が入り込んできます。
神経の管だけでなく、歯の壁にまで染み込むように侵入してきます。

IMG_0330
黄色のが象牙質ですが、
その中にまで青い細菌が入り込んでますよね。













根っこに病気がある歯の70〜80%で.このような細管内にまで細菌が見つかります。
ほとんどで浅い所までで、0.3ミリ位です。


IMG_0331これは電子顕微鏡像です。
納豆のようなツブツブが細菌で、左の管へと整列して進んで行くように見えます。
こんなの取り除けません。











プランクトンのように泳いでいる細菌は簡単に取り除けますが、
フィルム状に貼り付いて、歯の中にまで入り込んでしまうと難しいです。