いつものレントゲンは2次元の平面像であって、すべてを表してはいない。
3次元のCBCTはその欠点を補っており、根管治療の結果評価にも大きな価値がある。
周囲のものを重ならずに見ることが可能です。
他の機器と同様に、経過や検査を考慮せずにCBCTも使い方を誤れば、
治療を間違うことになる。
トラビネジャット先生は
普通のレントゲンでは根っこの病気が無い歯が、
CBCTではどの様に見えるのか?を調べました。
歯根膜、根っこの周りに見える黒いスジ、骨との靭帯、
ほとんどの根っこ(53%)でその幅は0.5ミリ以下、
27%が0.5〜1ミリ、
15%が1〜1.5ミリ、
1%で1.5〜2ミリ、
2%が2〜3ミリ、
3%が2.5ミリ以上。
CBCTでの根っこの像は必ずしも病的な状態を表すものではない。
通常のレントゲンでの影、検査での異常、症状も無いのに、
CBCTでのカゲをもって治療を行うのは、やり過ぎ、過剰な治療となる。
CBCTの限界を知り、誤った診断や過剰な治療を防がなければなりません。