外科的な歯内療法の質を高めるには、拡大視野、大きく見えるようにするのが大切です。
大きく、明るく、良く見えるのは、細かな処置には必須ですね。
顕微鏡を使って行うべきはステップには、骨や根っこの先を削る時、根っこの先から根管を削って詰める時です。
でも、歯ぐきを開いたり、縫う時にはあまり有効性は有りません。

あまり強拡大にし過ぎるのも間違えです。
30倍以上では処置が返って難しくなります。
時間が余計にかかるし、目が疲れてしまいます。
ちょっと患者さんが動いただけで視野がずれてしまい、度々合わせ直さなければならなくなります。
また照明も暗くなり易く、より強く光源をしなくてはなりません。
見える部分、ピントが合う範囲も狭くなるんです。
強拡大は根っこの先の状態を確認する際に使うだけです。