局所麻酔のアレルギー反応には、エピネフリンへの反応、血管迷走神経失神、過剰投与があげられる。
混ぜてあるエピネフリンへの反応を麻酔薬へのアレルギーと勘違えしてしまう事がある。
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エピネフリンを含んだ2%リドカインへのアレルギー反応












アミド型の麻酔剤は免疫毒性はまず無くて、それに対するアレルギーはほとんど起こらない。
エピネフリンの酸化を抑えるために入っている亜硫酸塩もアレルギーの原因となり得ます。
最近の麻酔薬には、この防腐剤無しが多いです。

毒性
誤って麻酔を血管中にしてしまうと血漿の濃度が高くなり、全身への毒性を生じます。
その影響は麻酔薬の量、場所、血管収縮剤が入っているか、麻酔薬の化学的な特性によります。
中枢神経と心臓血管系への影響が起こります。

全ての麻酔薬に毒性が有ります。
中枢神経へ症状には、不安、落ち着かない、震え、呼吸困難によって死亡する事も。
心臓血管系へは血管拡張、血圧の上昇です。
この様な問題を防ぐには、出来るだけ麻酔量を少なく、注射前に引いて血管に入っていないかを確認、エピネフリンを含んだ麻酔液のカートリッジを使用する。