外科治療が禁忌な歯の続き

解剖学的な理由
根っこが重要な神経や血管に近い時には、
頤孔や鼻口蓋管などを傷つけててしまう危険が高い時には、
他の治療法、抜いてしまう、抜いてからもう一回戻す、再植、移植を選ぶべきでしょう。
こういった大事な解剖的な場所へ配慮していないと、法的に問題、訴えられる原因となり得ます。

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下の第二小臼歯、5番のすぐ下には唇への大きな神経血管の出口、頤孔が有ります。
ここは外科は怖いです。
再植でしょうかね?

前の失敗理由が分からない時
神経の病気かどうか分からないのに、歯内療法外科は行うべきはないです。
他の専門医とも相談すべきでしょう。

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左下の奥歯の鈍痛を理由に紹介されてきました。
根っこの先ではなくて、横に黒く骨が下がっている所があります。
ちょうど中のネジの先の位置なので、ヒビかもしれませんね。
歯周病の専門医へ紹介して、意見を求めたそうです。
少なくとも根管治療しても痛みは取れないでしょう。