前の根管治療を再治療によって、改善できそうであれば、もっと良く出来そうであれば、
外科治療を選ぶべきではない。
根っこが短くて、根っこの先まで全部をキレイに出来なかった時には、
後に外科で根っこの先をたくさん削れないので、
前もってMTAセメントで根管充填をしておいた方が良い。

根っこの先まで到達できなかった、開かなかったからといって、
直ぐに外科治療を予定するのは間違えです。
治療の結果を症状とレントゲンで判断できるまで、待つべきです。
尖まで開かなかなくても、案外とおさまってくれるものです。

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左から
差し歯の根っこに大きな影があります。
再治療をこころみましたが、先っぽまで開きません。
1ヶ月後、残念ながら膿が出てきました。
そこに白く写るポイントを差し込んで撮ったのが、
右真ん中のレントゲンです。
根っこの所から膿が出ていると確認できました。
で、外科治療で根っこの先を前に詰めていた位置まで削りとりました。
下が1年後、5年後です。
黒い影が小さくなって、白く見える骨が出来てきています。

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今度の歯は先がすごく曲がっていて、また先っぽまで削れません。
で、開いた所までをキレイにして詰めました。
右の1年後では、スッカリと良くなっていますね。
安心して、被せる治療を進められますね。