切開、排膿

切って膿を出すって意味です。
切開、排膿でのミスには
麻酔が充分に効いていない、あるいは切り方が適切でないことがあります。
外科治療に際して、麻酔が適切に効いているのが基本です。
炎症がひどくて急性の膿瘍、痛くて膿んでいる時に限って、
麻酔効かないんです。
なので周りに麻酔するだけでなく、神経の大元に伝達麻酔が必要になったりします。
触ったり、押すと酷く痛い時には、骨の中に直接麻酔したり、歯根膜にへの麻酔が有効です。
時には笑気麻酔、ガスのです、あるいは静脈鎮静、点滴のです、が必要になります。
皮膚や粘膜の表面の痛みを和らげるのに、エチルクロライド、冷たいスプレーをかける方法もあります。
十分に効かずに切開をして、痛い思いをさせてしまうミスが多いんです。

十分に効いた後に、縦に切開します。
縦に切ることで太い血管、神経の方向と一致しているので傷つける危険が減り、ハンコンも小さくなります。
横に切ると、ハンコン、切った跡が残りやすいです。

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根元にある水ぶくれを切開して膿を出しています。
根管治療によって,神経から膿が出れば必ずしも切開は要りません。