根管治療された歯が丈夫に長持ちするには、残った歯の量と関係します。
普段、虫歯を取って削る際になるべく削らないようにしなくてはなりません。
それによって根管治療の必要も減りますし、長持ちするでしょう。
根管治療では、
アクセス、入り口を開ける時、
根管形成、神経の管を削ってキレイにする時も、
その後の詰めたり、被せる時にもなるべく歯を残します。

詰め物や被せ物と歯の継ぎ目で繰り返し力が加わり、小さなストレスが積み重なって
最終的に大きなヒビとなり壊れてしまうのです。
出来るだけ歯を多く残して、詰め物を小さくするのが一番です。

アクセスオープン

神経への入り口を開けるために開ける穴です。
アクセスは小さく、後の詰める事も考えて削ります。

IMG_0195 ウ〜ン、お上手です!
穴は必要最小限ですが、
しっかりと神経は取り除かれて 
先端までピッタリと詰められています。
上手‼︎
曲がった根っこも無理なく、自然なままです。
変に真っ直ぐに削られてません!

辺縁隆線、隣の歯とくっ付いてる肩の所が残ってるので詰め物で十分ですね。



大きく穴をすれば、歯が弱くなりますよね。
根管治療のための穴は小さく出来るんですが、
元々の虫歯があるので出来るだけ歯が残るようにします。
入り口を大きくし過ぎ、上の部分を広くし過ぎると、必要以上に削られて悲しい結果となります。

IMG_0196 左下の奥歯の神経が死んじゃって、根っこに病気が出来てます。
右のCTを見ると、ウリ、ひょうたん、そら豆みたいにくびれた形でしょう。
ウチマタが薄いんですよ。
気を付けないと、穴が開いちゃいます。
上手な治療ですね。
バッチリと治って、歯も十分に残っています。