シーラーはみんな練って直ぐは毒性がありますが、固まると急激に少なくなります。
酸化亜鉛ユージノールは長年、100年以上も使われています。 
この材料は飛び出ても吸収されていきます。
でも、固まるのが遅くて、溶けやすく、歯を変色します。
良い所は抗菌性があって、多くの歯科医に使われているって点です。
そのユージノールには毒性もあって、神経の伝達性を低下します。
その上、パラホルムアルデヒドが加えてあるのは、 細胞毒性に加えて発がん性もあります。

水酸化カルシウムは抗菌性、骨やセメント質を作る作用があります。
水酸化カルシウムは元々は神経を残した時の詰め物に含まれていました。
成分が溶け出して作用するので、シーラーとしては理想的とは言えません。
飛び出た水酸化カルシウムが慢性の炎症を引き起こす事が動物実験で分かっています。

レジンのシーラーもずっと使われてしまいす。
接着性があって、ユージノールが入ってませんし。
以前に使われていたAH 26って商品は、ホルムアルデヒドが出て来るってものでした。
現在はそれが無い、AHプラスが使われ人気です。
飛び出てしまうとレジンがなかなか固まらず、長く刺激をしてしまいます。
この固まらないレジンシーラーが高い毒性を示すのです。

今まで使われてきたものと比べて、
新しく出て来たバイオセラミックシーラーには多くの利点があります。
高いpHにより抗菌性や骨を作るのを刺激したり、 
水っ気が好きで、縮まず小さくならなく、フタがピッタリと隙間なく、
この数年間で急激に人気が高まっています。
骨や歯の成分であるハイドロキシアパタイトを作り出す優れ物です。
とはいえ、その化学的成分や高いpHのため、ある程度の毒性もあります。
重要な所、神経や血管内に押し出してしまう事はもちろん避けるべきですが、
今のところ、そのような報告は見られません。