削った所には
スメア層って呼んでいる削りカスが、壁に張り付いてます。

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上のが削った後
神経の壁に張り付いた削りカスです。
電子顕微鏡写真なんで、横棒が5ミクロンです。
で、薬液でキレイにしたのが下。
象牙細管って穴が見えてきてます。
そこに神経の細胞が足、手?を伸ばして入っているんです。




根管充填のゴールは
根っこの先、出口と上の入り口、頭の部分の両方をフタする事です。
それによって
隠れて生き残った細菌が根っこの先へ毒を出したりできないように閉じ込めるのと、
細菌がまた上から入って来ないようにするんです。
スメア層、壁にくっ付いてるカスには、
タンパク質、神経のカス、血液、細菌やカビなどが入っています。
これが残っていると、細菌が生きこのってしまいます。
これが邪魔をして、歯にセメントがくっ付けません。 
なので薬液を使って取り除くんです。