根っこの長さ
どこまで削るのか?作業長

治療の材料は全て、歯の中に使われるべきです。
飛び出し禁止。
多くの研究で2ミリ以上飛び出すと、治り具合が悪くなると報告されています。

どこまで?削るのか、作業長の決定

根尖、根っこの先にある狭窄部、
神経が細く小さくなっている所を見つける方法には、いくつかあります。
普通のレントゲン、電気抵抗値による機械、CT、紙のポイントを入れて血が付くかどうか?
などを組み合わせて決めます。

歯の外側中とでは電気の流れ方が違うのを利用したのが、
EMR、電気的根管長測定器ってのです。
現在では最も有効と考えられています。
信頼性が高く、正確で、被爆もありませんので。
でも時にはエラーとなることもあります。
中に入っている液体が影響するので、薬液や膿には要注意です。
あるいは太い根管に細〜い器具で測ろうとすると、不正確になります。
ある程度、その神経に合ったサイズのファイルを使うべきです。

最後の最後の確認に紙のポイントを使ったりします。
根管充填する時には、これで乾燥しますから。
最終的な太さの紙ポイントよりも1つ細いのを入れて、
血や液体が付いてくるか?をみて、確認します。
もしかして長いかも?ここは太い先っぽだから不安だったり、なんて時に利用しますね。

長年、レントゲンによる確認がされてきました。
でも電気の機器が優秀になり、レントゲンの使用枚数は減ってきています。

IMG_0173こんな風に器具を入れて、レントゲンを撮って長さを確認します。






AIの利用も研究されているようです。
ここでも、今後はきっと活躍するのでしょう。