途中で根管に入れる、詰める薬のことです。

何回か治療回数がかかる時には、
水酸化カルシウムなどの消毒薬を入れておきます。
外側の所との境界部分に残っている細菌数を減らしたいので、
出来るだけ根っこの先にまで置きたいです。 

水酸化カルシウムはpHを12位まで高くします。 
この高いpHは数日間から数週間も維持されるので、
外に出てしまうと化学火傷を起こして組織が壊死する、死んじゃいます。
歯髄や細菌にくっ付けるのは有効なんですが、
歯の外にある神経に作用すると危険なんです
押し出した水酸化カルシウムが周囲の神経を障害する事例が報告されています。
まず起こらないのですが、しかし起こってしまうと重大になってしまいます。

確認
使われる薬は白くレントゲンで写るようになっていますので、
どこまで詰めたのかを確認できます。
麻酔をしていても痛みを感じた時には、要注意です。
押し出た可能性があるならば、レントゲンで調べるべきです。

もし神経近くに出てしまうと、まるで麻酔をされた時のような感覚が出てきます。
なるべく早くにレントゲンで調べないとなりません。

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