最も多いミスは
曲がった神経で均等に削れずにそれていってしまうことです。
これは硬い器具が真っ直ぐになろうとするからです。
曲がった道では、真ん中とこの内側が、先っぽの外側が削れて、
真っ直ぐになろうとします。
入り口から先っぽへこするような動き、曲がりに沿って上下すると、
神経は真っ直ぐになり、その方向がズレてくるんです。
その結果、レッジ、段差ができたり 、先が広がったり、穴を開けてしまったりするのです。

方向がズレて上手く進まなくなって、
さらに突いて進めようとして、本来の先でない所に出口が、穴が開いてしまうのです。
穴は神経の横方向へと先が外れていってしまったり、
あるいは途中の部分で薄くなってできることもあります。
すり切れた様な穴なんで、ストリップスって呼んでます。

神経を取る器具、ファイルは細いので、折れてしまうことも。
細いステンレスのファイルは先っぽがネジ切れてしまい易いです。
ニッケルチタンのファイルは、ステンレスのものよりも 少し折れやすいと言われます。
2〜5%と。
先端が捕まってねじれて折れてしまったり、 
何度の繰り返しねじれて疲れて折れてしまいます。
使い過ぎや力の入れ過ぎが原因です。