始めの入り口は根管治療で最も大切なステップですが、
その方法自体によってもミスが起こります。

歯を間違える
これは診断の誤りが原因です。
根管治療を受けたのに、前と全く同じ痛みがあるって言われた時には
歯を間違えているかもしれません。
レントゲン検査、診察をしっかりと行うしかありません。
2本とも治療が必要なのかもしれません。

神経の見逃し
見逃し、未治療な神経は治療結果に大きく影響します。
入り口の削り方が悪くて、天井が残っていると、見逃し易いです。

治療中、器具が根っこの真ん中に位置していないのに気付いたなら、
もう一個、反対側にあるかも?しれません。
片寄っていた時ですね。
根管、根っこの神経を探す時には、
角度を変えてもう一枚、レントゲンを撮ってみる、
拡大鏡や顕微鏡で大きくして見る、
強い光を斜めに当てて影を探す、
青い液で染めてみる。

探針
細くて鋭い針の付いた棒です。
髄床底、神経の頭の部屋を髄室、でその下の床部分をこう言います。
その床にある溝を線を探っていくと、根管の入り口が見つかります。
削りカスや石灰化したのが入り口をおおって、隠れていることもあるんです。

染色液
メチレンブルーって液が使われてます。
よく洗ってから、色が濃くなってる所を捜します。

シャンペンテスト
さっきの床に次亜塩素酸ナトリウムの液を垂らして、顕微級でのぞきます。
液が神経を溶かして、泡が出てきます。
そこにあるかも!