神経が悪くなって起こる根っこの先のカゲ、
とソックリな歯じゃないものって沢山あるんです。
似てるので、良く調べて間違えないようにしなくては。
神経に刺激を与えて感じるか?感じないのか?が最も大切です。
神経が死んで、根っこの先にカゲがある歯では、普通は感じません。
でも他の原因では歯の神経には影響ないので、感じるのかには関係しません。
レントゲンだけで診断しちゃう歯科医は、残念ながら間違えかねません。
レントゲンに加えて、神経への刺激検査、診査や症状、今までの経過等を総合して診断し治療計画を立てなければなりません。

 根っこの先にカゲができるのは、歯の神経の病気が一番多いのは多いんですが、
その他にも変わった形だったり、良性と悪性の腫瘍でも根っこのカゲができることもあるのです。

すいません、訂正します。
歯に関係する病気なんだけど、歯の神経が原因ではないものが結構あるんです。
セメント質の異形成症?根っこの周りを被う部分に薄い層のセメント質が正常に有ります。
それが作り過ぎで、腫瘍ですね。
硬くなる前、まだ出来始めには柔らかで黒くカゲに見えます。
これは時々みますね。
側方、根っこの横にできた歯周嚢胞、デキモノの袋。
歯を作る細胞、組織からできる歯原性嚢胞。
歯原性角化嚢胞、これは悪性になることも、再発も多い。
歯原性粘液腫。
エナメル上皮腫。
最終的な名前は顕微鏡で見て決まりますので、基本的に手術になります。
歯が原因ではない、こっちは歯に関係ない病気も歯の神経の病気とそっくりです。
単発性、線維性骨異形成症、線維が変な所にできる病気。
骨形成線維種?
孤立性骨嚢胞、
巨細胞性肉芽種、
中心性血管腫などです。
皆、本来にはない所へお肉のようなデキモノができた病気です。
正確な診断には、取って顕微鏡で見たないとなりません。

悪性の腫瘍もあるんです。
リンパ腫の転移、
扁平上皮癌、
骨肉腫、軟骨種、多発性黒色種。
歯の神経の病気と違い、
壊れる速度や広さが大きいです。