総合的な臨床、レントゲン検査により、正確な診断と治療計画が立てられるでしょう。
それでも難しい時には、追加の検査を行います。
試しに削ってみたり、麻酔をかけたり、明るいライトで透かしてみたりです。

テスト的に削る
神経が生きているのかを調べるのに、冷たいの、熱いの、電気を付けてその反応をみます。
それでも分からない時には、怪しい歯の象牙質の所を削ってみるのが確実です。
よく説明してからですよ。
麻酔をせずに削ってみます。
もし神経が生きてるなら、痛みを感じるはずです。
もし死んでいるなら、神経まで削っても痛くありません。
多くの歯科医はこの方法の有効性をわかっていません。
よく説明せずに行うと、患者さんが怖がって感じていないのに痛いと
誤った反応ありとなる事もありますので。
その後に根っこの方にまで器具を進めると、痛いって感じる方もいます。 
無麻酔で神経を触れれること自体がおかしいので、その神経は死にかかっていますので取るべきです。

麻酔をしてみる
上なのか?下なのか?どの歯が痛いのか分からない時に、麻酔をしてみるのは有効です。
下の歯が怪しいなら、下歯槽神経への麻酔、下顎の奥へする麻酔で痛みが消えるでしょう。
上の歯では怪しい歯の前の方から奥歯の方へと麻酔を追加していきます。
神経は奥の方から前に向かって走るので、麻酔を前の方から順々に行うようにします。
歯根膜、歯と骨の間に麻酔をすると、周りの歯にも麻酔が効いてしまいます。
ので、下の歯で歯根膜麻酔を使って痛みの原因の歯を特定することは出来ません。
上の歯での診断には歯根膜麻酔は有効です。

咬む検査、明かりで照らしてみる検査
ヒビがないかを調べるのに有効です。
表面だけのスジを折れていると間違えないことですね。