歯周病が原因の時

歯周病ではプラーク、歯垢や歯石がたまって起こります。
普通はそこだけよりも、多くの場所にあっちこっちに起こります。
神経は刺激の検査で反応するのが多いです。
歯周ポケット検査では浅いと思ってたら、段々と階段を降りる様に深くなったり。
隣に移っていくと、今度は登るみたいに段々と浅くなったりします。
部位特異性って呼ばれて、なんだか分かんないけど急に深くなったり、浅くなったりします。
歯周病が原因でまだ神経が生きてるのに、神経から膿だ出てるんだと勘違いしてしまったり？

歯の神経からと歯周病からとが混ざっている時

神経の病気と歯周病が同時に起こっている場合です。


左が治療前で
右は6ヶ月後だそうです。



根っこの先のカゲと右上のワキバラの方も黒い部分が少なくなっていますね。



他の歯にも歯周病が見られて、
その歯の神経は刺激に反応しないはずです。
歯周病と同じ様に骨が幅広やV字みたいにやせて見えます。
両方の治療が必要になるんですが、根管治療が先です。
神経の病気で壊れた骨は元に戻る可能性が高いからです。
炎症によって一時的に弱まっている部分が、歯石を取るための器具で壊れちゃうと元には戻れなくなってしまうんです。

動揺度、歯のグラグラ具合

動揺度、動き具合も調べ忘れやすいです。
歯のグラグラ具合は歯を支えている歯周組織の状態を意味しています。
グラグラして、支えが少ない歯は治療結果が怪しくなります。
ひどく腫れて膿んでいる時にはグラグラしますが、根管治療によって劇的にしっかりする事も多いです。
原因も考えずにグラグラしているからって、抜いちゃったりしてはいけませんね。