顎関節症も歯じゃない痛みに多いんですよ、
と書いたんですが
実は苦手なんです。

分かっていないなあ!と言われそうですが、
追加で触れておきますと
 日本歯科大学の原教授の本から、勝手に引用させて頂きますが

IMG_0002 私の学生時代に顎関節って言うと
顎の痛みだけでなくて、
姿勢が良くなって何でも治る?
ガンもかみ合わせ?
妊娠するとか?
週刊誌にはこんな記事が 出たりしていて、
”いわゆる“ 顎関節症って感じでした。
関節の病気よりも、筋、筋膜による痛みのひとつと考えられているようです。
この本にも、歯ぎしりはやめなくても良い?とか
ただし歯が減ったり折れないようには、
マウスピースを勧められてますね。
当院は、基本的には大学の専門医へ紹介しております。 

他にも歯が原因でないのに、歯が痛むのに関連痛ってのがあります。
痛みが他の所に飛んでいく感じ。
痛みを感じる細胞は電線みたいに中心の脳の方へと、つながって感じています。
で、途中に中継する中間の細胞達もいます。
一対一につながってはいなくて、複数の場所の痛みの信号を受け取って脳へと伝えているんです。
そうすると痛いのが他の場所からと間違ってしまう、こんがらがってしまうことがあるんです。
関連痛では、ある歯の痛みが他の歯の痛みに感じたり、他の口の所からと感じたりするんです。
歯から他の歯だけでなく、耳へ、
上顎洞、ホホにある副鼻腔から上の歯に、
血管からの歯へ、
心臓から歯が痛くなることだってあるんです。

よくあるのが、相手の歯と間違えて
下が痛いのに、上の歯が痛いんですとか。
歯の神経が痛い時には、隣の歯や相手の歯が痛く感じることがあります。
耳鼻科咽喉科の病気と間違えないように注意が必要ですね。

上顎洞などの副鼻腔の炎症、いわゆる蓄膿症から上の奥歯、小臼歯や大臼歯が痛くなることも。
一般的に鈍い痛みで、咳や鼻水がでてきます。
頭を下げると圧が高まって、ひどくなります。
歯に冷たいのをくっ付けたり、押すと副鼻腔の痛みが強くなります。
問診から歯というよりも、呼吸器の病気、喉や鼻の病気になった経験、鼻づまり、副鼻腔の症状が診断に役立ちます。
また、そこの歯には虫歯などが無いことが多いです。
副鼻腔のレントゲン、CT、MRIなどがすごく有効です。
怪しいと思ったら、耳鼻科の先生へ紹介しましょう。