最初に

歯内療法とは歯科のひとつで、
歯の中身、歯の神経の管、根管の治療に関係する
生物学や技術についての分野です。

根管治療はしっかりとした治療法で
患者さんへ長きにわたり痛みから解放され、 機能と審美を提供します。

他の医療分野と同じように
歯内療法は科学と技術、
サイエンスとアートからなります。
この分野についての生物学と病理学に関する科学的なことと、
適切に行うための技術的な面です。

他の医療と同じく
根管治療ではその成功に影響するような
起こって欲しくない、予想していないことが生じます。
このような出来事をアクシデント、エラー、事故や失敗と言います。
事故は治療のすべての段階で起こり得るのです。
診断する時に、
入口を削る時に、
根管を削ってキレイにして詰める時に、
詰めたり被せる時に、
あるいは治療結果を評価する時にも。
これからその事故の起こった原因、予防法、その治療について学んでいきましょう。

医療事故について知り、その予防と治療を学び、多くの歯を救うことができるでしょう。
診断、適応症、治療計画、髄腔開拡(神経への入り口の削り方)、
根管形成(削り方)、消毒、充填(詰め方)、被せる、外科的な治療法、治療結果の評価
これらの基本的な原則に従えば避けられるでしょう。