D014CD34-62EF-4333-8CC5-77216EFF65D5歯根内部吸収の原因

●ケガ
●慢性炎症(歯髄炎、歯の神経の炎症)
●歯の詰め物
●前に行った神経を半分残す治療
●矯正治療
●歯の移植






治療

この歯の治療は、麻酔してラバーダムをかけて2回に分けて行った。
最初の時、神経への道を開けて次亜塩素酸ナトリウムで洗ってキレイにした。
裏側のくぼみから入り込んだ細菌を出来るだけ取り除くように行った。
歯の長さを予想して、器具を入れたレントゲンで確認した。
神経の管、根管をステンレスとニッケルチタンの器具で削って、次亜塩素酸ナトリウムで洗った。


器具が入れた時に血が出てきた時には、何でだだろう?

まだ生きている部分があって、活動していれば血が出てくるでしょう。
一般的には血は出ませんが。
神経を取れば、止まるでしょう。
次亜塩素酸ナトリウムでゆっくりと洗ってあげれば、止まるはずです。
止めらないとすれば、どこかに穴が開いているのかもしれません。
電気的根管長測定器やCTから、穴が開いているのかが分かるでしょう。
もし変な所に穴があるなら、MTAセメントでふさぐべきです。

この歯では、水酸化カルシウムを2週間詰めておきました。
吸収している所は、中で広がっていて器具で削るのは難しいです。
そこに水酸化カルシウムの消毒作用が働いてくれるのを期待しています。

2回目の時に、水酸化カルシウムは次亜塩素酸ナトリウムで洗い流します。
両方の薬によって、残った汚れをキレイにしてくれるんです。
最終的にはガッタパーチャとシーラーで、いつもの方法で根管を詰めました。
入り口にはIRMセメントを置いてから、プラスチックで詰めました。

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