診断と治療計画
左上の2番の診断と治療計画は?
診断は神経は感染して死んじゃっていて、
膿ができている慢性根尖性歯周炎で、
内部吸収を伴うもの。
瘻孔、歯ぐきに膿の出口のデキモノがあるけど
今は腫れたり、ひどく痛んだりしてないので慢性
根っ子の先の病気、炎症で根尖性炎
歯周って歯の周りにできた炎症なんで、歯周炎
歯の神経、根管から根っこが溶けてる、中側から溶けてるので、
内部吸収です。
内部吸収はレントゲンで偶然に見つかることが多いです。
神経の管、根管がまん丸や楕円形に風船みたいに広がって見えます。
外部吸収、外側から溶けているのか?見分けるのが難しいんです。
歯の外からか?内からか?方向を変えて複数枚のレントゲンを撮って、どっちに動くのか等かから考えます。
フィルムに近い方、ベロ側にカゲがあったならば
カメラと同じ方にズレます。
奥側にある方が動きが少ないんですよね。
カメラを右からずらして撮ると、カメラから遠くてフィルムに近いものの方が動きが少ない。
手前にある、頬っぺた側にあるものは、大きく動きますよね。
でも、神経との位置の動きを見る時、内部吸収では神経とくっ付いているのであんまり変わらないですね。
神経の外に別個にある外部吸収では、斜めにとるとカゲが動いて形が見やすくなります。
内部吸収の特徴
診察では
●色が変わっている。
●ピンク色に見える所がある。
●神経や根っ子の先に炎症がおこってる。
神経が生きているのかの刺激検査
●生きた神経が残っている量によって色々
レントゲンでは
●根管が風船みたいにふくらんでる。
●普通のレントゲンでは真ん中に黒いカゲがある。
●CTでは穴が見つかるかも。