
この歯はどうしたの?
歯ぐきを開いて、
悪い所が見える様にします。
中に入っているお肉をかき出し、周りのフチを丸めて、プラスチックを詰めました。
縫う前にレントゲンを撮って、確認して
元の位置の歯ぐきを戻して、縫いました。
血が止まったのを確認して、その後に注意すべきことを説明します。
3日後に糸を取りましたが、治り具合はいい感じです。
1年後の検診でも問題なしでした。
要注意!
手術の写真です。

恐いですね?

右の真ん中に白く見えてるのが、
詰めた所です。
隙間や溶けたりしていると黒く見えるんですが、
無いですよね!
考察
歯頸部外部吸収は特徴的で、その診断も治療も難しいです。
大きくなってから、見つかることも多いんですね。
なので見つかった時には、もう遅い、、、なんてことも。
吸収、溶け出しているのが内側からなのか?外側からなのか?を見分けるのも難しいです。
CBCTを撮れれば、治療に大変に役立ちます。
歯の 根っこだけが溶けて、神経にまで進んでいない早い時期に見つかれば、治り具合は良いです。
早く見つけるのが、治療には重要です。
しかし、ほとんど症状がなくて難しいんです。
ケガや矯正治療の経験がある人には、特に定期的な検診が大切です。
歯にピンク色の部分が見つかった時には、疑ってみるべきです。
レントゲンを取るべきです。
今までに吸収を起こすような出来事がなかったか?詳しく聞きましょう。
神経が生きているのか?の刺激の検査、歯周病の検査も行って、診査診断に役立てましょう。