診断と治療計画
診断は根管治療されている歯で、
慢性根尖性歯周炎です。
根っこの先の炎症、細菌による感染症、虫歯ってことですね。
患者さんの症状は神経の管、根管の中の細菌感染によって起こった根っこの先の炎症によるものです。
以前の治療による消毒が不十分で、元々の治療の時の細菌が生き残っていたのでしょう。
あるいは隙間から後で細菌が入り込んできたのかもしれません。
この歯の治療方法は?
●根管治療をやり直して、被せ物も新しくする。
●外科的に根っこの先を治療する。
●抜いちゃって、インプラントかブリッジか入れ歯にする。
●何もしない。
相談した後、患者さんは再根管治療を希望された。
今入っている被せ物を外して残っている健康な歯の量を診てみないと、被せ方は決められないと説明しました。
なんで被せ物を外さないとならないんですか?
●後で被せ直せそうなのか?を調べるために、残っている歯の量を知るのに。
●特に隙間がある時、中に虫歯ができていないのか?を調べるため。
●被せ物の形は元々のものとは同じではないので、神経へと削る際に必要以上に穴が大きくなるのを防ぐため。
●神経への道作りを直線的に行うのに、被せ物が邪魔にならないように。
● 最も適切な被せ方を決めるためには、残っている歯を評価しないとなりません。