次亜塩素酸ナトリウムが漏れ出た時

最初に起こる症状

●続く痛み
●最初の2日間は腫れがひどくなる。
●口の中と外にも出血の跡が赤くなってから、後には青くなる。
  上の歯ではホホや目の周りに
  下の歯ではアゴの下から首にかけて青くなる
●顔の筋肉が傷つくと、クチビルとホホが垂れ下がる。
●粘膜が荒れて、潰瘍、死んでしまう。
●細菌による感染が起こる。
●口が開かない。

長く続く症状

感覚が鈍くなったり、感じなかったり、あるいは過敏になる。


次亜塩素酸ナトリウムが漏れ出た時、どうすべきなのか？

突然に急速に起こるので、患者さんは驚き不安になります。
大切なのは、起こった場所を確認する事です。 
どのような障害が起こり得るのかを確認するのです
それによって、患者さんへ今後に起こり得る障害を伝えるのです。

例えば上顎洞、副鼻腔に流れたと思われた時には、出た側の上のアゴ側が腫れ、青くなり、鼻からの出血などの上顎洞炎の症状が起こるかもしれないと。
目の下が腫れ、目が開きにくくなるかも。
目の下の皮膚の感覚が鈍くなったりするかも。

痛みと腫れは２日から３日は強くなります。
中で出血が起こると、青くなります。
なるべく近くへ麻酔をして、痛みは抑えられます。
痛み止めの飲み薬も効果的です。

歯の中の薬液は生理食塩水か麻酔液で洗って、薄めます。

最初の1日は15〜20分おきに冷やすと炎症を抑えられます。
それ以降は暖めて血流を改善した方が良いです。
温水でのうがいも効果的です。