診療中に、根っこに生きた神経が残っているのかが分かるんですか?
入り口を開けたら、1〜1.5ミリだけ器具を入れて、回転して引き抜きます。
器具についてきたものを顕微鏡で拡大して観察します。
少しずつ深くしていくと、血液の付いた生きた組織が出てきます。
そこが死んだ所と生きている部分の境目です。
そこから先の神経はまだ生きています。
完全に神経が死んだしまうと、細菌は1番先の根尖孔、出口にまで侵入してしまいます。
そうなると、どんなに消毒しても完全には取り除けない場所にまで 入り込んでしまうのです。
神経の管の中で細菌達と身体の防衛軍、免疫、炎症がせめぎ合っているのです。
このバランスがくずれるのは、細菌の数が増えたり、毒性が高まったり、一時的に防御力が弱まった時です。
そうなると急性症状、痛くて腫れてくるのです。
レントゲン写真から根っこの病気の種類を見分けられますか?
根っこにできた病気に、嚢胞っていう病気があります。
嚢胞には上皮、歯ぐきや皮膚の1番外側にある層で中身を守っているカバーの部分です。
この上皮のカバーにおおわれていると、根管治療では治らずに外科的に取り出す必要があると言われます。
で、外科しないとならない嚢胞なのか?しなくていい肉芽種なのか?
肉芽ってのは炎症の時に細菌と戦っているお肉の部分です。
戻って、レントゲンから嚢胞と肉芽種を見分けようとされてきました。
嚢胞ではまん丸で、フチが鮮明でハッキリしているとか?
肉芽種ではフチがよく分かんないとか?
これは今では証拠が無いです。
ですので、病理組織検査をしないと分からない病名、嚢胞や肉芽種は使わずに、根尖病変と言います。
ただ単に根っこの先の病気です。

器具についてきたものを顕微鏡で拡大して観察します。
少しずつ深くしていくと、血液の付いた生きた組織が出てきます。
そこが死んだ所と生きている部分の境目です。
そこから先の神経はまだ生きています。
完全に神経が死んだしまうと、細菌は1番先の根尖孔、出口にまで侵入してしまいます。
そうなると、どんなに消毒しても完全には取り除けない場所にまで 入り込んでしまうのです。
神経の管の中で細菌達と身体の防衛軍、免疫、炎症がせめぎ合っているのです。
このバランスがくずれるのは、細菌の数が増えたり、毒性が高まったり、一時的に防御力が弱まった時です。
そうなると急性症状、痛くて腫れてくるのです。
レントゲン写真から根っこの病気の種類を見分けられますか?
根っこにできた病気に、嚢胞っていう病気があります。
嚢胞には上皮、歯ぐきや皮膚の1番外側にある層で中身を守っているカバーの部分です。
この上皮のカバーにおおわれていると、根管治療では治らずに外科的に取り出す必要があると言われます。
で、外科しないとならない嚢胞なのか?しなくていい肉芽種なのか?
肉芽ってのは炎症の時に細菌と戦っているお肉の部分です。
戻って、レントゲンから嚢胞と肉芽種を見分けようとされてきました。
嚢胞ではまん丸で、フチが鮮明でハッキリしているとか?
肉芽種ではフチがよく分かんないとか?
これは今では証拠が無いです。
ですので、病理組織検査をしないと分からない病名、嚢胞や肉芽種は使わずに、根尖病変と言います。
ただ単に根っこの先の病気です。