何か特別な検査を行うんですか?

●生活歯髄検査、神経が生きているのかを調べる。
温度や電気の刺激に神経が反応するのか?を調べます。
隣の歯や反対側の歯と比べるのが基本です。

●レントゲン検査
口内法、口の中にフィルムを入れて撮る小さなレントゲンです。
口内法のレントゲンは神経の状態を知るのには、基本です。
これによって大きな虫歯、根っこの先のカゲ以前の根管治療が適切か?などが分かります。
神経の状態を知るために、神経にすごく近くまで詰めてないか?神経が小さくなっていないか?歯根膜、歯の周りの黒い線が広がっているか?大きな詰め物と神経の角との距離などを詳しく調べます。

79BA8EB4-728A-43D9-AE59-28E257556746 この患者さんの右下6番は電気と冷たい刺激にも反応しなかった。
前の2本の歯は反応した。

て、ことは神経が死んでるかも?
しかし奥歯には神経が複数入っているので、ある神経は死んでいても、他の神経は生きている事も多いんです。
特にこの歯の様に被せてある歯では、刺激が届き難く反応が無かったりします。



このレントゲンから分かることは?

●後側の根っこの先に黒いカゲができている。
●後側にもう1本、神経がありそう。
●手前側の根っこは中等度に曲がっている。
●奥の頬側の神経は3分の1で曲がっている。
●奥のベロ側の神経も曲がっていそう。