一般的に根っこの神経、根管の数や位置によって入り口部分の穴の大きさが決まります。
細い神経や被せてある歯では根管の位置を見つけるのは難しいので、拡大視野、顕微鏡を使うべきです。
顕微鏡の使用により、良く見え、削る量が少なくでき、不必要な象牙質を削る事を避けられます。

この歯には4本の神経が見つかり、根管長測定器で0の位置、根っこの先端から0.5mm手前まで削りました。
ステンレス製のファイルで最初に先端までの道を作ります。
その後、ニッケルチタン製ファイルにてクラウンダウン法、上の方から太くして、徐々に先端へと進めていきます。
術中は十分な次亜塩素酸ナトリウム液で洗浄しながら、10号の細いファイルで常に削りカスで詰まっていないかを確かめながら行います。
紙のポイントで乾燥して、ガッタパーチャポイントとシーラーを使って、垂直加圧充填しました。
ガッタパーチャが芯になるゴム状のポイントで、その周りに付けるセメントをシーラーって呼んで、被せ物を付けるセメントと呼び分けています。
隙間を埋める接着剤、シーラーですね。
隙間が少なくなる様にガッタパーチャを温めて、柔らかくして、縦方向に押し込む方法を垂直加圧充填法って言います。
隙間を埋めるために温めるんですが、また逆に冷える時に収縮してしまうんです。
またシーラーも溶けてしまう事もあり、更に固まる時にも収縮して隙間ができやすくなります。
現在ではバイオセラミックシーラーが 有り、わずかに膨張し隙間ができ難く、また硬組織の誘導能、生体親和性、親水性と今までにはない有効性が期待できます。

D8E79F03-CFCD-431F-AC83-59C6A858B296 お上手ですね!
流石ですね。