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診断名と治療計画

診断名は右上の6番の不可逆性歯髄炎です。
6番は真ん中から数えて6番目の歯、第一大臼歯です。
歯髄は歯の神経で、不可逆性炎とはもう元には戻らない位進んだ炎症です。
なので、神経を取らないといけない歯って診断です。

治療方法として、患者さんに示したのは、
●根管治療
●抜いちゃって、インプラントかブリッジにする。
●放っておく。今の症状は治らないし、急性化して膿んで腫れるかもしれないけど。

患者さんは自分の歯を残して欲しくて、根管治療を選んだ。
先ずは被せ物を外してみる必要性を伝えた。
でないと冠の下に虫歯やヒビが有っても見逃す危険があるし、神経を見つけ難くなるかもしれないので。

治療

治療は一回法で行った。
麻酔をして、ラバーダムをかけた。
根の長さを電気的根管長測定器で調べて、その位置まで器具を入れてレントゲンを撮って確かめた。
歯の中と外で組織が大きく変わるので、電気抵抗値でその場所がわかるんですね。

アクセス窩洞、神経へと入り口を削る際に考慮すべき事とは?

アクセス窩洞は大切です。
適切に入り口を削らないと、根管、神経を見逃し易いし、見つけた神経を削り難くなったり、また器具が折れてしまったりするのです。
アクセス窩洞の目的は、
●神経の部屋の天井部分と神経の頭の部分を取り除く。
●根っこの方向へ直線化する。
根っこの上の部分が抵抗が少なく器具操作が可能となり、誤った方向に削れないように、また器具が折れないようになります。
●次回の予約まで、フタや歯が折れたりしないような抵抗形態を与える。
●神経の頭部分の床にあたる部分を削らない。
●以上の目的を出来るだけ保存的に、小さく削る。