治療

矯正用のバンドを付ける。
詰めてあったアマルガム、銀が大きいので、治療中にかけてしまう心配がありました。
 なので矯正用のバンド、オビを調整して付けた。
患者さんには、清掃法をお話しした。

アクセス窩洞、入り口を開ける。
神経への入り口を削って開けた。
元々、詰めてあったアマルガムの穴から、なるべく直線的に根っこに向かうように削った。
以前の根管治療跡に近くなったなら、超音波のチップで慎重に進めた。
入り口に出ているであろうシルバーポイント、銀のポイント状の材料を削らないように行った。
シルバーポイントはもろくて、途中で折れると取るのが難しいんです。
なので出ている先端を残して、つかんで引っ張り出すんです。

シルバーポイントの除去
手前の頬側の神経にはシルバーポイントが入っていました。
細い器具で横に隙間を開けて緩めてから、頭の部分をつかんで引っ張ります。
手前のベロ側はセメント状の詰め物でしたので、超音波チップとファイルで取り除きました。

74E59843-3D76-4B11-A0E5-44B8AE3BA75F 左の写真の右の金属がシルバーポイント、
左はガッタパーチャポイント、汚いですね。
右のレントゲンは長さの確認のためです。




キレイにして、削る。
神経の入り口部分を超音波でキレイにして、解剖学的な形を確認します。
次亜塩素酸ナトリウムで満たして、神経の通り道を探って、根っこの先まで届かせます。
入り口は機械に付けたファイルで削って広げます。
歯の長さをレントゲンから予測して、電気的根管長測定器って抵抗器で測ります。
で、器具を入れたレントゲンで確認します。

手用のステンレス製ファイルと機械式の回転切削用のニッケルチタン製のファイルで行います。
超音波チップも効果的です。