神経につける材料に求められる性質は?

●生体親和性
●象牙質が橋状に作られる性質、内因性の生体活性化因子を刺激する 。
硬い歯の組織によって、傷口が封鎖されるのを促すって意味です。
●水で溶け出さない。
●親水性
●象牙質にくっ付いて、隙間が開かない。
●取り扱い易い。
●レントゲンで白く映る。
●高価でない。

歯髄覆罩か?部分断髄か?
歯髄覆罩は出ちゃった神経の上にそのまま材料で封鎖する方法。
部分断髄は一部分の神経を取ってから、封鎖する方法です。

どちらも似たような方法ですが、虫歯には部分断髄の方が利点が有ります。
部分断髄では表面の傷害を受けた神経を取り除くので、治癒を促進するでしょう。
また削ったスペースに材料を置く場ができるのも利点となります。
一般的に神経が出た際には覆罩よりも断髄が選べられますが、覆罩は時代遅れというわけではありません。