根管治療の失敗した歯を再治療するのかどうか?を判断するには適切な診断が必要です。

●根管治療は何度、行われているのか? 
あるいは以前の問題点を改善できるのか?


初回の治療と比べて再治療は成功率が低く、根管内の感染除去は難しい。
不適切な削り方、長さの誤り、未治療の神経が残っている、不適切な詰め方、で一回だけ治療をされている歯には再根管治療に適している。

6DF56619-BBB9-4C92-B3E9-D4FC43DB0EF3 左の根っこの先に黒い病変が有り、先まで削られていなくて、詰め物も短い。
適切な根管治療がなされていない、不十分な治療の歯では、再根管治療が望ましい。





一方、複数回の治療を受けていて、レントゲンやCT上で上手に削られていて、チャンと詰められている歯には注意が必要となる。
失敗の原因のほとんどは根管内の感染ですが、歯の外側に細菌軍、バイオフィルムが住み着く、根尖孔外感染という原因もある。
細菌感染以外の理由も報告されていて、真性嚢胞、上皮って層で内面が被われていて外科的に取り除かないと治らない物、
コレステロールの結晶、あるいは異物を押し出したせいで排除しようと病変ができている物。
これらは外科的に取り除く必要があります。
Siquera先生はこの様な病変であっても、感染の残存が原因ではないとは言えないと。
技術的なミスが現在でも治療の失敗の殆どの原因です。
上手に治療された歯にできた根っこの病気には、複雑な解剖学的な形、ヒビ、根尖孔外感染などが関連していて、再根管治療は最適な治療とは言えない。

CD172074-F5CE-4D75-BC6D-BB8F9B1600D8 キレイに削られ、先端までビッチりと詰めてあるのに、根っこを全体的に覆うようなカゲ?
ヒビが疑われます?