この患者さんでは、左の咬筋の深部の付け根を触れると、痛みが再現されて強くなった。
痛んだ筋肉への刺激すると、いろんな所に痛みが飛ぶことがあります。
その時の痛みが患者さんが訴えていた痛みと同じこどうか?を確認します。
痛い部分へスプレーをして、ストレッチする方法も診断に有効です。
スプレーで皮膚を冷やすと痛み止めの効果があり、咬筋のストレッチが促進されます。
スプレーで冷やして、ストレッチを繰り返す事で、筋肉の不快感が下がります。
この方法によって痛みの原因が筋肉にあることが確認でき、診断に治療にも有効です。

診断と治療計画

この歯の痛みは筋肉からの関連痛と考えられる。

治療方法は?

1週間、痛み止めを出した。
患者さんには温湿布とストレッチをお願いした。

咬筋のストレッチには、真っ直ぐに大きく口を開ける、アゴを横に動かす、手でマッサージする。
夜や仕事中の悪習慣、歯ぎしりや食いしばりなどが関連している事もあり、夜にマウスピースを付けてもらった。
起きている時に歯を合わせない、食いしばらないよう指導した。
幸運にも、3〜4週間で痛みが激減した。

原則として、急性の筋肉痛は安静に、慢性痛にはストレッチと運動が効果的です。
筋肉痛のための運動は有効ですが、硬い食べ物は避けた方がいいです。
硬い繊維質の食べ物は小さく切って食べて下さい。
カフェインは睡眠の質に影響し、お勧めしません。