目的

この症例を通して、
顔に起こる筋肉からの痛みについて診断する際に、
症状の経過をよく聞き、臨床での診査を行う事の大切さを学びます。

最初に

40才、女性、
かかりつけの歯科医から顎顔面疼痛の専門医へ紹介されて来た。
左上の第一大臼歯、6番の根管治療後に続く痛みの治療のために。

主訴

患者さんは左上の奥歯に鈍い、イライラとする痛みが続いていた。
時折、ズキズキとした痛みが数時間続く事もある。

内科的な既往歴

特に無し

歯科的な既往歴

元々、患者さんは同じ様なズキズキした痛みが左上6番に有り、かかりつけの歯科医に行かれた。
たたくと痛くて、温度や電気刺激に反応が無く神経がしんでいると言われた。
診断は急性根尖性歯周炎だった。
十分な麻酔をされたにもかかわらず、根管治療は難しくて、治療は非常に不快だった。
6ヶ月後、症状は少し良くなったが、完全には無くならなかった。
ので、疼痛専門医へ紹介された。

5408B1F1-D0C7-4F3D-AEF5-B348A324E5FB 真ん中の被さっている、白いのが6番です。
 根っこの中に白い詰め物が無いので、根管治療はされていません。
で、刺激に反応せずに、押すと痛い、根っこの先に炎症が有る、ので根尖性歯周炎です。









64D19B65-29F3-416E-A998-44EFB60F7D76 4本の神経、全て、根っこの先まで、隙間無く、ピッタリと詰められており、お上手ですね。
でも、痛いとなると?他の原因が有るのかも?しれませんね。