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左は治療開始から6ヶ月後、
右は12ヶ月後。
周りの歯と全く同じに正常像に戻っていますよね。
これを成功例としています。
実際の生活では多少のカゲが残っていても、何ら問題がないことが多いのです。
成功率、80%なんて聞くと20%も失敗するのか!って、思われるでしょうが、全く元通りに戻る可能性ですので。
心配ありません。


考察

この歯の治療では適切に消毒して封鎖できたので、その予後は良好です。
12ヶ月後のレントゲンでも、完璧に治っています。

この歯では確定診断は難しくはなかった。
診査でも、レントゲンからも明らかに根っこに病気ができていた。
しかし誤った診断、治療を避けるべく、深い知識と理解が求められます。
例え歯槽膿漏が主な原因で有る思われても、根っこの先に病気が有るならば先に根管治療を行うべきです。
根管治療後に1〜2週間待って、その効果を観て、歯槽膿漏の進行度を判断します。
もし歯槽膿漏の治療を先走ってしまうならば、歯の神経の感染が原因で壊れた歯周組織はその治療によって破壊されてしまいます。ー