根管充填

細菌をコントロール完成したならば、根管を詰めて封鎖しなくてはなりません。
適切に詰められたならば、その上に最終的な被せ物をしなくてはなりません。
この被せ物は根管充填と同じくらい大切で、それによって健康な歯周組織環を維持できるのです。 
緊密に根管を封鎖する根管充填には、3つの役割があります。

●根管内に残った細菌を閉じ込めて、周囲の歯周組織との交通を遮断します。
●残った細菌へ組織液が染み込んで栄養源になる事を防ぎます。
●上の方から唾液が染み込んで、根管内が細菌感染するのを防ぎます。

更に根管充填に使用する材料には様々な特徴が望まれます。
扱い易く、レントゲンで白く写って確認できて、選択的な毒性を持ち(細菌には毒性があるけど、歯周組織には無い)、そして再治療が可能な事です。

ガッタパーチャとシーラーを使用した方法が長年に渡って行われています。
ガッタパーチャは殆どの必要条件に合っていますが、封鎖性が劣ります。
ガッタパーチャは全ての残った細菌を生き埋めにする事は出来ません。
更にガッタパーチャとシーラーによる根管充填では、上からの漏洩、隙間が開くことも防げません。
被せ物が根っこの先の健康に大切である研究が沢山あって、詰め物や被せ物が取れてしまうとガッタパーチャの弱点が露呈してしまいます。
ガッタパーチャとシーラーによる根管充填は根管治療における、弱点となります。

この本ではこの後にレジロンっていうシステムの利点を書かれています。
が、レジロンは絵に書いた餅でした。
根管のように湿った、完璧にキレイにはできない場所を接着させる事はできませんでした。
現在では使う歯科医はいないと?思います。


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