入り口側の3分の1、上の方を仕上げたの後で、
正確な歯に長さ、どこまでを削るのかを決定します。
根管治療の成功には、正確な作業長が大切です。
上の部分を削ると根管が直線化されて、やや短くなるので、この段階で作業長を決まることをお勧めします。

作業長の決定には何通りかの方法が有りますが、 全てを合わせて調べる事で正確性が高まります。
●手指の感覚
入り口側が削ってあるので、細いファイルで先端部分の大きさや位置が感じられるようになります。
10号のファイルを予想した位置まで入れてみて、突き抜けてしまうようであれば、細過ぎるって意味です。
予想した長さ近くで止まるサイズのファイルまで、号数を上げていきます。
つき止まった長さが作業長と一致する場合が多いです。
●電気的根管長測定器
多くの製品が売られています。
ほとんどの機器で水分があっても正確に計測できます。
私の経験では、この方法が最も正確に測れると思います。
ファイルが根っこの先端に近づいていくと、正確に数字でしましてくれます。

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