ニッケルチタン製ファイルを使ったクラウンダウン法

クラウン、歯の頭方向から徐々に広げて、根っこの先へ下の方へと進めていく方法です。
入り口の抵抗感がなくなってから、大切な先端へと進めると、
器具への負担も少なく、折れたり、変な方向へ削れ難いです。 

ニッケルチタン製ファイルはステンレスの物に比べて優れた点が多く、全ての歯科医が知るべきです。
今までは歴史的にステンレス製ファイルの使用方法が考えれてきました。 
ニッケルチタンは大変に柔軟で、どんな根管であっても使用する事が可能です。
根管から取り出すと、直ぐに元の形へと戻ります。
しかしその柔軟性にもかかわらず、根管を直線化する傾向があります。
柔軟で本来の根管に追従するという特性と根管を直線化する傾向の相反する問題があります。
その結果は器具の切削性と象牙質の削れて易さの関係によります。
使用方法のために、その器具の切削効率を知るべきです。

非効率的な切削器具
あまりアグレッシブに噛み込まないファイルですね。

最初のニッケルチタン製ファイルはほとんどが、この非効率的な物でした。

8AEC1BFD-E0B5-4143-A59C-F59C6D3D0B0C よく削れないけど、刃の所が平らになっています。
しかしエンジン、モーターを使って高速に回転できるので、その欠点はカバーできます。
このような形のファイルは根管を直線化し難いので、初めて使う歯科医にはお勧めです。
ラジアルランドって言います。

この様なファイルに慣れて、もっとアグレッシブに削れる物が良いと思う歯科医もいます。
ステンレス製ファイルと同じ様に刃が尖った物も作られています。

746771F5-6FB6-4326-9051-DE260051AAD1 この様な急角度の刃を持った物は、従来の物よりも効率的に削れます。
より少ない本数でより速く削れます。
しかし削れ過ぎて、直線化し易いといった欠点も有ります。
自分の使用しているファイルの特徴を理解している事が必要です。

どちらのタイプのファイルであっても、ファイルを動かさずに同じ位置に止めたまま回転してはなりません。
上下に動かすことで、直線化を防げるのです。

5B309479-C5E2-4DD7-826A-28D9F4D75339 k3は小さなラジアルランドはあるので、先の2つの中間型ですね。