ニッケルチタン製ファイルによるクラウンダウン法の続きです。

様々なテーパーのファイルができたおかげで、
以前にお話した先の方から徐々に太くしていくステップバック法ではなく、
入り口から根っこの先へ削っていくクラウンダウン法が可能となりました。
 根管に緩くフィットするテーパーのファイルを4ミリ程、先端へと削ります。
と、最初よりも入り口のテーパーが広がります。
 ファイルがかみ込んだら手や機械で回転させて、根っこの先へと進めます。
ファイルは1ミリずつ、根っこの先へと3〜4ミリまで進めていきます。
あまり大きく食い込ませると器具が折れたり、削りカスを押し込んでしまいます。
次に少し小さな号数でおそらく細いテーパーの ファイルに変えて、さらに進めていきます。
細いファイルでは尖端が緩くなっていて、さらに1ミリずつ削る事が可能です。
そうやって少ない本数のファイルで先端まで削れるのです。

 器具の上部だけが根管に当たって、先端がフリーな為に、折れにくいんです。
しかし先端を25番のファイルまでならばクラウンダウン法で容易に行えますが、以前にもお話したように細菌のコントロールには不十分です。
現在の新しいファイルでは先端3分の1部分を更に太くする改良型ステップバック法も簡単に行えます。
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