ステップバック法の続きです。

細いファイルは、まだ削ってもいない 根っこの先端近くまで届きます。
これでファイルが入り口から先端まで届きました。 
器具操作によって、根管全体に削りカスがたくさん生じます。
次のサイズのファイルのための根管を詰まらせないように、削りカスを取り除かねばなりません。
更に先端が詰まらないように、入り口側に出す必要があります。
ですので10号(0.1ミリ)の細いファイル から始めて、徐々に40や50号(0.5ミリ)の太いサイズになると削りカスが詰まってしまい、長さが短くなって真っ直ぐに削れてしまうんです。

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どっちも歯の組織標本です。
左は縦に割った絵です。
黒いのが神経を削り取るファイルです。
本来の根管よりも、まだ細いですね。
右は横方向に切った、断面図です。
黒いのの周りに削りカスが残っていて、隙間が開いてますね。

この原因は器具の柔軟性が足りないからではなくて、40、50号まで徐々に太くしていく方法に有ります?

ステップバック法はこのように根管治療における感染のコントロールには適していません?

次の項目にステップバック改良法と有りますので、それを勧めているようです。
では、次回に。