ステンレス製ファイルとステップバック法の続き

ステップバック法はミスし難くて、安全な方法ですが、細菌のコントロールという点からは問題が有る。
細菌数を減少させるには先端の太さが小さ過ぎます。
このために根管が感染している歯では、歯髄が生きている歯よりも15%成功率が低いのです。 

ここは正解がない世界でして、今でも議論のある所です。 
9月号の学会誌からですが、
右の様に50号ってかなり太いサイズまで削っても緑色の削れていない面は同じでした。

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また同じ号に太くすると、折れやすくなりますよ!って研究も出ています。
この本の先生は、以前は比較的太く削る様に歯によって号数を示していました。
今ではその歯によって、それぞれ違うと話されていて、変わられたようです。

 ステンレス製ファイルを曲げて使えますが、太くなると硬くて柔軟性が少なくなります。



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太くファイルで柔軟性がない事が原因となり、削りカスが詰まってしまったり、真っ直ぐに削ってしまったり、エルボーって横に外れて削れたり、穴を開けてしまう事もあります。

これは筆者の私見ですが、この様な失敗は器具の柔軟性がない事が原因ではなく、むしろ根っこの先から入り口の上部に削っていく方法が原因と思います。

?これも 議論の有るところで、ある方法が他の方法よりも治療結果が優れているとは言えません。

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柔軟性のない器具は真っ直ぐに進もうとしますので、本来の根管の方向からずれてステップを作ったり、穴を開けてしまったりし易いんです。
こうなると成功率は半減します。