臨床診査

患者さんの症状と診断検査の結果を評価して、歯科医は診断に達して、どの歯が犯人かを見つけます。
ほとんどは、診査によって診断が正しい事を示しでしょう。 
しかし時に診査によって診断が変わる事も有ります。

根っこが完成している歯で歯髄が出た時

完成歯で虫歯を取り除く時に歯髄が出てしまった時、歯髄を残す治療の標準的な方法は有りません。
(この本は2005年の本なので、そう書かれています。
MTAの登場によって完成歯であっても、歯髄を残そうとする治療が確立されてきました。)
本に戻って、
治療の目的は根尖性歯周炎の予防ですので、このような歯では厳密な無菌的な手技で歯髄を取る、抜髄が最も予後が高い方法です。
もしも診査結果から可逆性歯髄炎と診断し、虫歯を取り除く時に歯髄が出た時には診断名を不可逆性歯髄炎と変更すべきです。

今ではここは反対される方が多いと思われます。
確かに抜髄すれば成功率は高く、安心です。
でも一部の歯髄を生きたまま残しておく利点と欠点もあります。
もしかすると痛みや腫れが起きてから、根管治療を行うと成功率が少し、10%程度下がります。
また痛くなくても、歯髄が石灰化してスゴく細くなってしまい、後で根管治療が難しくなってしまう歯もあります。
慎重な検診を継続できるか?って事も治療方法が変わります。