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暖かい物で刺激する。

疑わしい歯をラバーダムで孤立させて、暖かいお湯で歯の周りを満たします。
新たに暖めたお湯で繰り返し調べます。

現在、温熱検査に効果的な方法はありません。
一番優れた方法はお湯に歯を漬けてみる事です。
先ずは目的の歯列を決めます。
患者さんを横に倒した位置にして、1番奥の歯からラバーダムをかけます。
歯全体がつかるまで、ゆっくりとお湯を注ぎます。
痛みが再現できなければ、もう一本手前の歯にラバーダムをかけ直し新しいお湯を注ぎ繰り返します。
痛みが再現するまで、繰り返します。
寒冷検査と同様に、何度も反応が無い母歯内療法が必要になります?
しかし反応が有ったからといって、歯髄炎が可逆性か?不可逆か?は分かりません。

電気刺激検査

電気で直接的に歯髄の神経を刺激して、生死を調べる方法です。
特に高齢の方などの歯髄が小さくなって、象牙質の中の液体の流れが少なくなった歯に有効です。
寒冷検査と同じ様に、前歯では先端を、奥歯では3分の1の所に先端をあてます。
反応がなければ歯髄の死を、反応が有れば単に生きているという事です。

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どんな検査にも誤差の範囲が有ります。
凄く厳しい基準で行うと、死んでもいない歯を不必要に根管治療を行ってしまいます。
甘すぎると見逃してしまう悪い歯が増えます。
バランスが大切で、数種の検査を合わせて総合的に行いべきです。
迷った時には、待って様子を見る事です。
本当に悪ければ、申し訳ありませんが、確かに症状が強くなり間違えなくこれだ!と明らかになりますので。