私の意見ではありませんので、
勝手に本からの引用です。
必ず、誰かに突かれますので。

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こんなに大きくなるまで、放っておいて!

歯内療法専門医との関係を築けた歯科医は、難しくて面倒な歯の治療の際には専門医が協力してくれます。
診断が難しい患者さんは紹介し、根管治療が終わった後には戻してくれます。
全部の歯を残せるわけではありませんと、言っておいて下さい。
この事はかかりつけの歯科医に言われた時よりも、専門医に残せませんと言われた方が患者さんはガッカリされます。 

診断のヒント
生活歯髄検査、神経が生きてるのかを調べるために、熱いの、冷たいの 、電気で刺激して感じるか?どうかを調べます。
生活検査神経に血液が供給されているのか?を意味する訳ではありません。
本当に健康な神経かどうかは、血流が保たれているかどうか?なんですが、診療室では難しいです。
熱いの、冷たい物 、電気刺激は刺激に対して歯髄の神経組織の反応を調べています。
ややこしいですね。
皆さんの言う、歯の神経を歯の髄、骨髄みたいに歯髄って言います。
歯髄には神経組織だけが入っているのでなくて、血管、歯を作る細胞、象牙芽細胞や結合組織などなどが入ってます。
歯の痛みと関係するので、私もついつい歯の神経って言ってしまいますが、ここからは歯髄って呼びましょう。
生活検査は刺激に対して感じるのか?って事を調べているので、歯髄の中も神経が反応するのかを見ています。
本当の意味で歯髄が生きているのかは、レーザードップラー?とか言う機械でないと分からないんですが、高価で大きくて煩雑過ぎて使えません。
なので熱や電気に反応しないからって、死んでいるとは限りません。
例えば歯髄が細くなっている歯では、温度刺激には反応し難いです。
歯髄や根っこの診断には、複数の診査や症状から判断する必要があります。
一つの検査結果だけで、判断してはいけない。
歯髄の検査結果は、臨床診査とレントゲンとを統合して評価されるべきです。 

根っこが複数ある奥歯では、ある根っこは死んでいて、他の根っこは生きていたり。
また虫歯のように穴が開いていない 、ヒビなどは診断が難しいですね。
そのうえ、歯とは関係ない鼻の痛みだったり、食いしばりの筋肉の痛みだったり、あるいは脳の病気で歯が痛かったり、抜いた歯が痛かったり?
いろいろあります。