治療後の経過

治療後のレントゲンは良好で、きっと治ってくれるだろう。
患者さんにはかかりつけの歯科医に戻って、定期検診を受けるよう勧めた。
症状の変化や根っこの先の状態を診査するために、6ヶ月後、12ヶ月後、24ヶ月後に再来院された。
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患者さんは全く症状がなく、叩いても痛みもない。
レントゲンでは24ヶ月後には完全に治っていた。

考察

器具が折れた歯の根管治療では邪魔をしている器具を取り除けるか、あるは脇道を作れるかにその成功はかかっている。
器具を取り除ければ、根管を削って消毒することが可能となる。
折れ込んだ器具が邪魔となり、神経や細菌 が残ってしまうと治療結果は問題となるだろう。

折れた器具を取り除くのに、大切な要因。

●根管の形
●折れ込んだ位置
●折れた器具の長さ
●折れた器具の種類

器具を取り除く際には、出来るだけ削る量を少なく、保存的に行わなければならない。
やり過ぎると歯が脆くなったり、穴を開けてしまう事もある。
超音波チップで取り除く際には根管を広げ過ぎないように注意する。
しかし実際には難しい。
折れた器具の上部、頭が根管の真ん中辺りにあれば、それほど大きく広げる事なく取り除け、
穴を開けてしまったりせずに根管治療を進められるだろう。
このような歯では治療は良好です。

器具を折らない様に予防が1番です。
折れた器具を取り除くのは、時間がかかるし、難しく、しかも歯を弱めてしまう。
予防するためには、その原因を考えることが重要である。