目的
この患者さんの治療を通して、器具が折れた際にどのように対処すべきかを学びます。

48才、右上の第一大臼歯が噛むと嫌な感じがする。
以前に腫れた、急に痛くなった事がある。

主訴
時々痛みや腫れがある。

内科的な病歴
包括的な医療を受けており、弱い喘息持ちで吸引薬を使用している。

歯科的な病歴
およそ6ヶ月前に不快感が生じた。
かかりつけの歯科医に 何度もこの事でかかった。
ここ6ヶ月は抗生物質を飲み続けている。
右上第一大臼歯、6番は以前の歯医者で10年以上前に根管治療を受けた。

かかりつけの歯科医には何年も定期的に通っていて、10年前に右上は沢山の治療を受けた。
6番の被せ物は2度とれて付け直すしており、近くでは一年前にとれた。

診査
顔には異常はなく、多くの治療が歯には認められる。
口腔清掃状態は良好。

6番は陶材を金属に焼き付けたメタルボンドが被さっていた。
7番はアマルガム、銀の詰め物が、
4番にもメタルボンドが。
6番の冠は隙間があり、セメントで埋められていた。
手前側のフチには虫歯が再発している。
グラグラはしていない。
6番の歯茎を押すと痛むが、7番は大丈夫。
6番だけが押すと痛む。

レントゲンから何が分かるのか?
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●被せ物の状態
● 根っこの先の状態
●奥のほっぺた側の根管、遠心頬側根管
裏側の根管、口蓋根管に折れた器具がある。
●手前のほっぺた側の根管、近心頬側根管には詰め物が入ってない。
●フチの骨の状態は良い。