歯の神経、根管の消毒をある患者さんを例にして、ご説明しています。
その3

どんな検査をするのか?
●神経が生きているのかを調べる。
暖かい物や冷たい物、あるいは電気刺激による反応から神経の状態を評価します。
隣の歯や反対側の同じ歯と比べる事が大切です。

●レントゲン
レントゲン写真から神経の状態を知るカギになります。
8C9454B8-A0E7-4586-98E4-158C281A36B0















神経が死んでいる事を示す、大きな虫歯、根っこの先に影、以前の根管治療が不十分な画像があるか。
神経のすぐ近くまで以前の詰め物が入っていたり、神経が小さくなっていたり、歯根膜の靭帯が広がっていたり、詰め物が 神経の角のすぐ近くまで入っていたり。

この患者さんでは、6番は温度や電気の刺激に反応しない。
手前の4番と5番は反応した。 

このレントゲンから何がわかるのか?
●6番の後ろ側の根っこの先が黒くなっている。
●後ろ側には根管が二本ある。
●手前の根管はやや曲がっている。
●後ろ側の根管は先端で曲がっている。