歯が悪くないのに、歯が痛む患者さんの続き。
その4


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弱い痛みを強い痛みに感じる、知覚過敏
痛みでない刺激、触れるなどを痛く感じる、異常痛
をどう評価するのか?

痛みの知覚過敏には針を使って調べます。
異常痛には綿で触れて調べます。
特徴的な神経による痛みでは、神経の解剖学的な範囲に知覚過敏と異常痛の両方があることが多いです。

痛みのある場所に表面麻酔を塗ると、痛みが楽になる事もあります。
これは神経の痛みの信号、入力が一時的に減ったためと思われます。
表面麻酔の効果が無かったからといって、神経が原因ではないとは言えません。
麻酔の注射による痛みの変化も、同様に慎重に評価し負ければならない。
神経による痛みの範囲は時間と共に変化していく。

治療
神経が原因の痛みには内服薬と神経ブロック注射が行われる。