進化とは、よく適応できたものが生き残る?とか?
素晴らしい進歩なのかと、勘違いしていました。

顎の進化の過程に、思わず笑ってしまいます。

ある本から

私が好きな例は、私達の中耳にある三つの小さな骨、
ツチ、キヌタ、アブミである。 
これらの骨は、現在は音を聞くために使われているが、
そのうちの2つ(ツチとキヌタ)は、
私達の祖先の爬虫類では下顎骨の一部として、ものを噛むのに使われていた!

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そんな事って!お恥ずかしながら知りませんでした。

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爬虫類は大きな獲物を飲み込むために、複数の構成要素とちょうつがいからなった、
融通性のある顎が必要だったが、
哺乳類は単一の硬い骨(歯骨)で、
木の実を砕いたり穀類のような硬い食べ物を噛んだりする事を選んだ。
そこで爬虫類が哺乳類に進化したとき、
顎骨のうちの二つが転用されて中耳の中に組み込まれ、音を増幅するのに使われるようになった。
これは、一つには、初期の哺乳類が夜行性で、生存のために聴覚に大きく依存していたためでもある。
このように場当たり的で奇異な解決策なので、
比較解剖にくわしいか、中間型の化石を発見したのでないかぎり、
生物個体の機能上の必要性を検討するだけで、これを推論することは決してできないだろう。

神はエンジニアではないという単純な理由による
神はハッカーなのである。

本当に優れた物が選ばれて進化するのでは無いって事がよく分かります。